モルモットは飼わないほうがいいですよ!という話

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モルモットは飼わないほうがいい?

以前からモル飼いさんの間で話題だった「モルカー」ですが、急速にモル飼い以外の方にも認知されたようですね。

昨日は、気がついたらTwitterのトレンドにずっと「モルカー」の文字が…。

モルカー可愛いですもんね~

我が家のモルカー、しまちゃんも見てください。(可愛い)

トレンドを追っていると、モルモットを飼いたいというツイートを多く見かけました。

それに対して、先輩モル飼いさんは危機感を抱いているようです。

日頃はモルモット飼っちゃいなよ!!という姿勢で、飼うことを検討している方向けに記事を書いたりしているのですが、

今日は少し逆の姿勢で、こんな方は飼わないほうがいいよ!!という記事です。

モル飼いが心配していること

まず、昨日一番驚いたことは「モルモット」がたくさん検索されていることでした。

もるふぃっとを運営していることもあって、普段から検索順位をチェックしています。

私のチェックでは、日ごろ「モルモット」というキーワードで検索されるのは、平均で1か月に200回程度でした。

検索順位とは、キーワード検索で上から何番目にサイトが表示されたかというものです。

しかし、昨日Twitterのトレンド入りを見てから確認したところ、今月すでに6万500回も検索されていたのです。

月間検索数がその指標です。

モルモットがたくさんの人に認知されるのはうれしいです。

しかし、こんなにも急速に広まっていくと、これまでモルモットをよく知らなかったような人が、

安易に飼おうと思ってしまうことが起こりうるのでは…という不安がよぎります。

しま

モルモットは生体としては他の動物よりも比較的安価なので…。

モルモットを飼うとどんなことが大変か

先輩モル飼いの小野りひとさんが、モルモットを飼うとどんなことが大変なのか、分かりやすくまとめています。

小野さんは、もるふぃっとのアイコンを描いてくださった、イラストレーターさんです。

私自身も大変だと感じることが多々ありますので、いくつかあげてみますね。

病院探しが難しい

モルモットは野生では捕食される側の動物なので、体調を崩しても、弱っている姿を見せてはくれません。

弱っている=食べられやすいからです。

本当にギリギリのタイミングで弱った姿を見せますが、いざというときに、近くの動物病院で診てくれないことがあります。

モルモットを診察してくれても、知識や技術がなく治療できない(してくれない)場合があります。

しま

ちなみに、日本に野生のモルモットはいません。
海外でもほとんどいないとされています。

モルモットは日本ではメジャーな動物ではないため、病院探しがとても難しいのが現状です。

えさの管理が大変

モルモットは、すごく偏食な動物です。

一度口にしてみて気に入らなかった食べ物は、においを覚えているのか、よほどのことがないと口にしてくれなくなります。

好みの牧草、ペレット(固形のえさ)、野菜、サプリなどは個体によるので、えさを管理することも意外と大変です。

また、モルモットは生後数か月で大人になります。

生まれたばかりの頃、大人になってから、食欲がないときなど、シーンに合わせて与えるべきえさが異なります。

不適切なえさを与えると、病気を誘発したり、寿命が縮みます。

意外とお金がかかる

小動物のモルモットですが、意外にもお金がかかります。

我が家がはじめてモルモットを迎えたときは、半年間で、約15万~20万円程度です。

これはケージなどを一式そろえたり、初期費用を含んでいますので極端な例ですが、決して安くはありません。

また、モルモットは必ず一年のうちに一回は体調を崩すと言われています。

軽い症状で済む場合もありますが、治療が難しい病気にかかる子も少なくありません。

げっ歯類の動物に起こりがちな不正咬合などを発症すると、長い期間継続して、高い治療費が発生します

不正咬合についてはこちらの記事が分かりやすいです。

経済的に、モルモットを飼育できるか冷静に考えてください。

こんな方は飼わないほうがいいです

 次のことに当てはまる方は、モルモットを飼わないほうがいいと思います。

  • ペット保険に入ることためらう方
  • アレルギーを発症した場合、モルモットは手放すかもと思う方
  • 蛇や、猫などの捕食側の動物を飼っている方
  • 子どものために(いい経験だからという理由で)飼おうと思う方

ペット保険に入ることをためらう方

ペットへのお金のかけ方には、飼い主の数だけ考え方がありますが、私はモルモットもペット保険に入るべきだと思います。

理由は、先述のようにモルモットは一生の中で何度か大きく体調を崩すといわれているからです。

飼っているモルモットに高額な治療が必要となったときを想像してください。

万が一の備えとして、ペット保険に入ることをためらうような方は、その時点でモルモットを飼うべきではないと思います。

しま

保険がなくてもも高額な治療を受けさせてあげられる方は別です。

アレルギーを発症した場合、モルモットは手放すかもと思う方

モルモットの里親募集を見ていると、すごく高い割合でアレルギーを発症したから、という理由に遭遇します。

モルモットを飼うか検討中の方は、たとえアレルギーを発症しても、手放さない覚悟があるかを考えてください。

(ひどい場合は呼吸困難になるようです)

アレルギーのせいで手放すくらいなら、やはり最初から飼うべきではないと思います。

蛇や、猫などの捕食側の動物を飼っている方

捕食動物(食べる側)をすでに飼っている方は、被捕食動物(食べられる側)のモルモットを飼わないほうがいいです。

しま

モルモットにとって絶対にストレスですし、残酷です。

モルモットは協調性がある動物だとされていますが、それはモルモットの仲間内での話です。

たとえばうさぎのように同じ草食の小動物で、穏やかな性格の子であればまだ大丈夫だと思います。

実際にモルモットとうさぎを一緒に飼っている方は、多くいます。

しかし、蛇や猫やを飼育している場合は、たとえ穏やかな性格であっても飼うべきではないと思っています。

(たまに一緒に飼っている方も見かけますし、仲良さそうではありますが、やはり残酷だと思います)

子どものために(いい経験だからという理由で)飼おうと思う方

飼わないほうがいいです。

簡単に飼うことができるような動物なんていませんが、まだ犬猫のような主流なペットのほうが飼いやすいと思います。

そもそも、ペットを迎え入れることは「家族が増える」と思いがちですが、「”要介護”の家族が増える」という認識に改めるべきです。

モルモットの場合は、排せつする量が多いので、まさに介護って感じです。

また、自分のことも世話してもらわなければいけない子どもが、モルモットのことを細かく気にかけてあげられるとは思えません。

もちろん、きちんとモルモットのお世話ができているお子さんがいることも知っていますが…。

しま

大人が一緒になって(率先して)世話をするのであれば別です。

モルモットを「買いたい」と思った方へ

この記事を読んで、それでもモルモットを飼いたいと思った方は、モルモットを迎える方法を考えてみてください。

生体販売しているペットショップで「買いたい」と思うかもしれませんが、ぜひ里親になることも一度検討してほしいです。

きっかけやタイミングもあると思います。

検討した結果、ペットショップで買うという選択になることもあると思います。

我が家のしまちゃんもペットショップから迎えました。

しかし、モルモットは一年を通してほぼ途切れることなく里親募集されています。

選択肢の1つとして、頭の片隅に置いておいていただければ幸いです。

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