モルモットが登場する児童図書・絵本
4月23日は、子ども読書の日だそうです。
そして、今日から5月12日までの約3週間は、こどもの読書週間とのこと。

読書週間ってなつかしい!
私は、子どもの頃はよく読書をしていましたが、最近はあまりできていません。
みなさんはどうでしょうか。
久々に読書したいな~と思うのですが、恥ずかしながら活字に対する集中力が激落ちしてしまいました…。
さて今日は、子ども読書の日にちなんで、モルモットが登場する児童図書を調査してみました。
モルモットが登場する児童図書は、どんなものがあるのかご存じですか?



私自身はあまり知らない名前の本ばかりでした。
調査方法
今回の調査方法は、次のとおりです。
- 子ども向けの絵本、または児童図書に絞ってさがす。
- 国際子ども図書館の「子どもOPAC」を利用する。
- 子どもOPACにて、「もるもっと」とキーワードを入力し検索する。
- 「子どもOPAC」に登録されていない本は取り扱わない。
実は、私は司書になりたかった時期があり、大学で図書館の勉強をしていました。
今回の調査では久しぶりにOPACを触って、とても楽しかったです!
モルモットが登場する!子ども向け絵本と物語
それでは調査結果をご紹介していきます!
今回の調査では、日本国内の図書館にある児童図書・絵本の中で、モルモットが登場するのは23冊だとわかりました。
モルモットのびっくり旅行


- ポール・ガリコ 作
- 鈴木武樹 訳
- 桜井誠 絵
- 偕成社 出版
- 1969年 初版
- 130ページ
この調査で見つけた児童図書のなかで、一番古く出版されたものでした。
現在は販売されていないので、読みたい場合は図書館で借りるか、中古本を探すことになります。
モルモットからきたてがみ


- ポール・ガリコ 作
- 鈴木武樹 訳
- 桜井誠 絵
- 偕成社 出版
- 1969年 初版
- 126ページ
こちらも、「モルモットのびっくり旅行」と同じ年に出版されたものです。
作者は同じくポール・ガリコです。現在は販売されていません。
オルガとあたらしい仲間


※日本語題「オルガとあたらしい仲間」の、見やすい書影が見つからなかったため、原題の書影です。
- マイケル・ボンド 作
- ハンス・ヘルウェッグ 画
- 山崎淑子、牧田松子 訳
- 冨山房 出版
- 1976年 初版
- 159ページ
オルガ・ダ・ポルガ物語というシリーズの1作目で、第13章まであります。
現在は販売されていないようなので、読みたい場合は図書館で借りるか、中古本を探すことになります。
※海外のサイトでは販売しているのを見つけました。



ちなみに、ボンドは「くまのパディントン」でも知られていますね。
オルガとボリス


※日本語題「オルガとボリス」の、見やすい書影が見つからなかったため、原題の書影です。
- マイケル・ボンド 作
- ハンス・ヘルウェッグ 画
- 山崎淑子、牧田松子 訳
- 冨山房 出版
- 1976年 初版
- 168ページ
オルガ・ダ・ポルガ物語というシリーズの2作目で、第11章まであります。
作者は同じくマイケル・ボンドです。こちらも現在は販売されていないようです。
※海外のサイトでは販売しているのを見つけました。
まきばにおつかい


- コビー・ホル さく
- かわにしふさ やく
- ほるぷ出版 出版
- 1990年 初版
絵本です。いろんな動物と一緒に、モルモットも切り絵で登場します。
現在は販売されていないようなので、読みたい場合は図書館で借りるか、中古本を探すことになります。
カリ・コリ・モルチンのあいうえおキャンプ


- 滝原愛治 さく・え
- 偕成社 出版
- 1996年 初版
- 23ページ
幼児向けの、大型絵本です。
現在は販売されていないようなので、読みたい場合は図書館で借りるか、中古本を探すことになります。
カリ・コリ・モルチンの1・2・3サッカー


- 瀧原愛治 さく・え
- 偕成社 出版
- 1998年 初版
- 23ページ
幼児向けの、大型絵本です。
現在は販売されていないようなので、読みたい場合は図書館で借りるか、中古本を探すことになります。
みみがひらひら


- ジェーン・カブレラ 作
- くどうなおこ 訳
- 小学館 出版
- 2001年 初版
- 12ページ
幼児向けの、絵本です。いろんな動物の耳と一緒に、モルモットの耳が登場します。
現在は販売されていないようなので、読みたい場合は図書館で借りるか、中古本を探すことになります。
だれも寝てはならぬ


- ガース・ニクス、マーガレット・マーヒー、ほか 著
- 安次嶺佳子、内藤文子、西本かおる、橋本恵 訳
- ダイヤモンド社 出版
- 2006年 初版
- 242ページ
いろんなお話がある短編集です。この本の中で、「モルモット・レース」というお話に登場します。
作者はジョージア・ビングです。イメージは、世にも奇妙な物語みたいな感じだそうです。
現在は販売されていないようなので、読みたい場合は図書館で借りるか、中古本を探すことになります。



本のタイトル見るとトゥーランドットを思い浮かべますよね。
モルモットの妖精ジョージア


- デイジー・メドウズ 作
- 田内志文 訳
- ゴマブックス 出版
- 2008年 初版
- 88ページ
レインボーマジックというシリーズの31作目で、第6章まであります。
現在は販売されていないようなので、読みたい場合は図書館で借りるか、中古本を探すことになります。
スパイアニマルGフォース


- ジェームズ・ポンティ 作
- 橘高弓枝 訳
- 偕成社 出版
- 2010年 初版
- 206ページ
ディズニーアニメ小説版というシリーズの82作目です。
FBIが開発したモルモットの特殊部隊が、世界滅亡に立ち向かうという面白いストーリーです!



Gフォースは、児童図書の他にもDVDやBlu-rayが出ています。
タンポポたいへん!


- シャーロット・ミドルトン 作・絵
- アーサー・ビナード 訳
- 鈴木出版 出版
- 2011年 初版
- 25ページ
幼児向けの絵本です。少し文字数が多めですが、子どもでも簡単に読めます。
モルモットおうえんだん


- ルーシー・ダニエルズ 作
- 千葉茂樹 訳
- サカイノビー 絵
- ほるぷ版 出版
- 2013年 初版
- 131ページ
こちら動物のお医者さんというシリーズの8作目です。
現在は販売されていないようなので、読みたい場合は図書館で借りるか、中古本を探すことになります。
こわ~いオバケ5つのお話


- 日本児童文学者協会 編
- 文溪堂 出版
- 2014年 初版
- 146ページ
小学校中、高学年向けの本です。音楽を聴くモルモットが登場します。
都市伝説っぽい、怖いお話の短編集のようです。
すてもる


- はやみず陽子 作
- 鈴木びんこ 絵
- 佼成出版社 出版
- 2014年 初版
- 95ページ
いのちいきいきシリーズというシリーズの18作目です。
小学校中、高学年向けの本です。
動物と話せる少女リリアーネスペシャル 3


- タニヤ・シュテーブナー 著
- 中村智子 訳
- 学研教育出版/学研マーケティング 出版
- 2015年 初版
- 151ページ
動物と話せる少女リリアーネというシリーズのスペシャル版3作目です。
小学生に結構人気のシリーズみたいです。
動物病院のマリー 5


- タチアナ・ゲスラー 著
- 中村智子 訳
- 学研教育出版/学研マーケティング 出版
- 2015年 初版
- 184ページ
動物病院のマリーというシリーズの5作目です。
小学生に結構人気のシリーズみたいです。小学校中、高学年向け。
動物たちからのプレゼント


- 高橋うらら 作
- 柚希きひろ 絵
- 集英社 出版
- 2016年 初版
- 186ページ
集英社みらい文庫プレゼントというシリーズの作目です。
動物園が舞台のお話で、いろんな動物と一緒にモルモットが登場します。
モルモット・オルガの物語


- マイケル・ボンド 作
- おおつかのりこ 訳
- いたやさとし 絵
- PHP研究所 出版
- 2017年 初版
- 159ページ
オルガ・ダ・ポルガ物語というシリーズの1作目で、第13章まであります。
先に紹介した「オルガとあたらしい仲間」と原作が同じですが、訳と絵、出版が異なります。
オルガとボリスとなかまたち


- マイケル・ボンド 作
- おおつかのりこ 訳
- いたやさとし 絵
- PHP研究所 出版
- 2017年 初版
- 159ページ
オルガ・ダ・ポルガ物語というシリーズの2作目で、第11章まであります。
先に紹介した「オルガとボリス」と原作が同じですが、訳と絵、出版が異なります。
本当はこわい話 5


- 小林丸々 作
- ちゃもーい 絵
- KADOKAWA 出版
- 2020年 初版
- 173ページ
この本は、この調査とはあまり関係がないのですが、検索結果に引っかかったため紹介します。
いくつかある話の中の一つに、モルモットが登場するようです。
マリエラ・ミステリー


- ケイト・パンクハースト 作
- 須賀紀子 訳
- スギ 絵
- 西東社 出版
- 2020年 初版
- 191ページ
世界各国に出版されている児童図書だそうです。
光るモルモットおばけが登場します。
モルモットのちゃもとけだまーず


- なかやみわ さく
- 金の星社 出版
- 2021年 初版
- 32ページ
大型な絵本です。絵がとても可愛くて、ほっこりします。
モルモットのちゃもと、ちゃもの抜け毛からできたけだまーずのお話。



絵本ナビの人気ランキング上位「プラチナブック」に選ばれています。
今後の調査
今回調査をしてみて、モルモットがフューチャーされた児童図書・絵本がたくさんあるんだなと思いました。
ついでにいろいろ探した結果、子ども向けの飼育書など「知識」を扱っている本は、12冊ありました。



こちらもいつかご紹介できればと思います!
大人向けの本もたくさんありましたが、きりがなさそうなので調査はしません(笑)
おすすめの本があったら教えてください!
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